授乳中のファスティング、覚えておきたい4つのコト
このページでは、授乳中のファスティングについて解説しています。ファスティングは「妊娠前のスリムな体に戻したい!」というママに人気の方法ですが、赤ちゃんのことを考えると必ずしも良いことばかりではありません。
ファスティングについて正しい知識を持っていないと、母乳にも影響が出てしまいます。授乳期の正しいファスティングの仕方を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
授乳中にいきなりファイティングすると、、
ファスティングは「断食」を指す言葉ですが、いきなり食事節制を行ったら、
仮に自分の体型がスリムになったとしても、母乳への影響が出かねません。
母乳を作り出すには、ちょっと専門的になってしまいますが、
シアル酸、ヌクレオチド、オリゴ糖、DHA、アルファ、ガンマ、タウリン、アルギニン、
べータカロチンといった成分が必要になってきます。
食事節制することで、母乳に必要なそれらの成分が摂取できなくなってしまいます。
それに、母乳の原料となる食事を摂取していないと母乳の出が悪くなるばかりか、
貧血や疲れ、乳腺炎などのトラブルが起こってしまう可能性も高まります。
赤ちゃんのことを第一に考えると、いきなり本格的なファスティングを行うのは良くない、
ということは否定する人は少数派だと思います。
食事制限はステップを踏んで。
授乳中のママがまず最初に取り組むべきことは体力を取り戻すこと。
妊娠中は激しい運動を避けるように言われていて、
大して運動もしていないという人がほとんどです。
筋力低下に伴い血液循環が悪くなったり、皮下脂肪が溜まりやすくなっていたり、
また産後は骨盤が開いたままになり、骨盤がゆがんでいます。
それを矯正する意味でも授乳中にジョギングやマラソン、ストレッチ、ヨガなどが
お勧めだと言われています。
最近は室温を高く設定し、発汗作用を促すホットヨガが人気を集めていますが、
それは、寒いところで行うよりも高温多湿の環境の方が筋肉を伸ばしたり、
血行状態を良くするのに効果があるためです。
授乳中のママがやるにはちょうどよい負荷と言えそうですが、
理想だとは言っても、なかなか実際にはできないと思うので、
とにかくまずは、自分の体力を取り戻し、
新陳代謝の活性が促される体質に持っていくことから始めたいところです。
食事制限をするのは、それから考えるのが良さそうです。
ファスティング前に実践すべきこととは?
体力面を取り戻しつつある状況になったら、食事改善も行っていきましょう。
といっても節制するのではなく、引き続き3食摂ることは変わりません。
変えるべきポイントは食べる時間を変えること!
朝7時、お昼12時、夜6時が理想的です。
特に寝る前は4時間以上の時間を空けてから寝るべきです。
なぜなら、夜寝る直前にご飯を食べてしまうと、
蓄積されたエネルギーが消化されず、脂肪に変わってしまうからです。
人間は起きている間は交感神経が働き、新陳代謝が活性化しています。
何にもしていないのにお腹が減るのはエネルギーを消費している証。
逆に寝ているときにお腹が空くというのはまずありえませんね。
つまり食べたものを消費する時間が必要なわけです。
3食の中で特に意識したいのは夜ご飯の時間なので、
ぜひ意識して食事を摂ってみてほしいと思います。
条件が揃ったらファスティングを実施!
体調も良くなり、3食きっちり食べる時間も決まったら、
ファスティングに移行してみても良いでしょう。
といっても断食とは異なり、間食を酵素ドリンクに変えたり、
朝食を栄養ドリンクに変える程度で十分です。
上で説明したように、母乳を出すには栄養素が必要で、
栄養素を維持しつつ、カロリーを減らすことが大切です。
そのためには栄養素を多く含んだ物を摂取して、食べる量を減らすのが理想です。
そんな時には栄養ドリンクや酵素ドリンクがオススメ。
朝食を酵素ドリンクに変えるだけでも効果あり
例えば、朝食を酵素ドリンクに変えるだけでも、
カロリー量を大幅にカットすることができるんですよ。
仮に牛乳(200カロリー)とパン(200カロリー)と目玉焼き(150カロリー)
を食べるだけでも550カロリーほどを摂取してしまいます。
それを栄養価の高い酵素ドリンクなら50カロリー程度で済むので、
大幅にカロリーを削減できます。
これであれば母乳に影響をきたすことなく、自分自身のカロリー摂取の削減にも役立ちます。
ダイエット効果と母乳への影響の両面を考えても実行しやすい方法ですね。
このように段階を経て、自分の体調に負荷がかからないような方法がお勧めです。