酵素ドリンクは熟成期間が長いほうがいい?

酵素リーマン

 

酵素ドリンクの通販サイトを見ていると、「1年じっくり熟成させて、、」とか、「2年半もの長い熟成期間を経て、、」などというように、熟成期間の違いに気づきます。

 

そもそも、熟成期間と酵素ドリンクの出来栄えと何か関係があるのか?ということについて調べてみました。


酵素ドリンクもワインの熟成と同じ?

酵素ドリンクは、一般的には野菜や果物といった原材料を
酵母菌などの微生物の働きで発酵・熟成させたエキスです。

 

「熟成」と聞くと、ワインなどのアルコールが連想されます。

 

ワインは熟成期間が長い方が何となく質が良い?
というようなイメージを持つのですが(実際には違うかもしれません)、
酵素ドリンクも同じようなイメージが最初ありました。

 

30社弱の酵素ドリンクの熟成期間を比較してみたのですが、
短いものでは1週間、長いものでは3年といった差があります。
平均では1年前後といったところですね。

 

これだけ差の開きが大きいと、熟成期間に何か意味がありそうな気もします。
熟成期間の長い短かいの違いで、酵素ドリンクの良し悪しがあるのか?
ということが気になりました。

 

ということで、酵素ドリンクの販売会社へ、またまた質問してみました。

 

各社の回答は後半に記載しますが、結論から言うと、
熟成期間が長いことが質の良さに結びつくわけではない
ということです。

 

原材料や製造方法によって適切な熟成期間がある

では、熟成期間が良し悪しの決め手ではないというなら、
何がポイントになるのか?ということですよね。

 

その答えは、
いかに発酵熟成期間中に発酵菌を活性化できるか
言い換えれば、
いかに発酵菌が一番よい状態の時に出荷できるか
ということが決め手になるそうです。

 

植物や果物にはそれぞれ適正な発酵・熟成期間があって、
素材それぞれの特徴に合わせ発酵・熟成させ、
そして製品化しているということです。

 

短い期間で発酵熟成できる原材料を使えば期間は短いし、
長い期間を要する原材料を使えば、おのずと熟成期間は長くなる、、、

 

熟成とは、そもそも、
その酵素ドリンクが最も良い状態になる時期まで待つことなので、
原材料が違えば、おのずと熟成期間の長さは違ってくる、ということです。

 

大事なことは、長く熟成できる酵素ドリンクを造ることではなく、
酵素の効果を高く維持できる酵素ドリンクを造ることだということですね。

 

熟成期間は無視して選べばOK

まとめると、
熟成期間は、使用する原材料によって違ってくるので、
その長さによって酵素ドリンクの良し悪しを判断することはできない。
熟成期間は無視して選んで良いということです。

 

なので、品質重視安さ重視、味わい重視など、
自分の価値基準で選べば良いです。

 

酵素リーマン的に、もうひとつ要素を加えるとすれば、、、
発酵・熟成という作業は、
気温・天候などにより微妙なさじ加減が必要で、
熟練した職人による見極めが必要な世界です。
ワインでもそうですよね。

 

なので、職人が酵素ドリンク造りにどのように関わっているか?
どんなこだわりで製造されているか?
ということがメッセージとして感じられる酵素ドリンクを選ぶのが良いと思います。

 

<補足>

このページで、「発酵」と「熟成」という言葉が登場していますが、念のため、「発酵」と「熟成」の違いを補足説明します。
一見、両者の意味は似ているように思うかもしれませんが、違いは微生物が介在するかどうかによります。
「発酵」は微生物の働きで特定の物質を生成することで、「熟成」は自身の持っている酵素で分解を行うことをいいます。よく、食品を「寝かせる」とか「仕込む」というような表現がされますが、それは熟成のことを指します。

 

 

 

 

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酵素ドリンク販売会社との質疑応答

酵素ドリンク会社への質問とその回答は以下のとおりです。
回答の一部に、質問の意図に合っていない返答もありますが、加筆せずそのまま記載します。

質問内容

熟成期間を教えてください。期間が長いほうが酵素の質がよいのでしょうか?

 

各社からの回答内容(50音順)

アイ酵素(株式会社HAPPY ARCHからの回答)

回答得られず

 

エッセンシア酵素(エッセンシアライズ株式会社からの回答)

回答得られず

 

お嬢様酵素(株式会社リバランド OJKからの回答)

回答得られず

 

果熟酵素フルーツダイヤ(株式会社ノニアルからの回答)

醗酵に1年、熟成に1年、さらに追熟に1年以上の歳月をかけて作り上げています。

なお、酵素の質についてのご説明は出来かねますことを、何卒ご了承くださいませ。

 

翰慈堂 壱号酵素(株式会社ハンズトレーディングからの回答)

回答得られず

 

酵水素328選(モバイルフロンティア株式会社からの回答)

弊社の植物発酵エキスは、最長のもので、発酵に1年、熟成に2年の歳月をかけています。期間の長さというより、素材それぞれの特徴に合わせ発酵・熟成させ製品化しているということをご理解いただけますと幸いです。

 

酵素de美身(株式会社LuNerLからの回答)

酵素 de 美人に使用しております植物発酵エキスは約1ヶ月の発酵した後、1年以上熟成させています。

 

酵素八十八選(株式会社スローヴィレッジからの回答)

1年~1年半をかけて熟成しております。熟成期間が長すぎると、酸化してしまうため、1~1年半が適正期間との判断で製造しております。

 

ごちそう酵素(株式会社ティーグラウンドからの回答)

10ヶ月間ほど熟成しております。酵素はベストな状態です。長いからと言って質がいいものとは限りません。

 

素敵な酵素(株式会社かたおか からの回答)  ※2014/01/22販売終了

熟成期間は約1週間です。他社様とは製造方法が違いますので、熟成期間は必要ありません。ですので、熟成期間が長い方が酵素の質が良いとは考えておりません。

 

太陽の酵素(株式会社ネットプライスからの回答)

熟成は2ヶ月間となります。

 

天然熟成 野草酵素(株式会社ジェイ・メディックスからの回答)

長期間の方が酵素の質がよいわけではございません。気温・天候などにより発酵の具合は変わりますから熟練の職人が見極め最適な熟成をさせていますが、その期間はおよそ10ヶ月から16ヶ月になります。通常、気温が暖かいと熟成期間は短く、寒いと熟成期間は長くなります。この熟成期間につきましては、酵母菌のはたらきにより、原料が分解・発酵し、アミノ酸やペプチドなどの栄養素に変わる際に必要な期間が、10ヶ月から16ヶ月が最適であると判断しているからです。

 

ファスティングデーツDX(有限会社 銀座イマージュ化粧品からの回答)

回答得られず

 

ベジスイート(株式会社ヴィジョンステイトからの回答)

回答得られず

 

ベジタFULL酵素(株式会社セブンヒルズからの回答)

植物にはそれぞれ適正な発酵期間があります。ベジタFULL酵素は全て一緒に発酵させるのではなく、それぞれの素材の適正な発酵期間を考慮して発酵を行い、最終的に一つにまとめて製品にしています。発酵期間はおよそ半年~10年です。詳しくは添付ファイルで記載がありますのでご参照ください。(添付ファイルの転載省略)

 

ベジデーツ(有限会社銀座イマージュ化粧品からの回答)

熟成期間は約1年から1年半となっております。

 

ベジーデル酵素液(株式会社ビューティプランニングからの回答)

醗酵に1年、熟成に1年、さらに追熟に1年以上の歳月をかけて作り上げています。なお、酵素の質についてのご説明は出来かねますことを、何卒ご了承くださいませ。

 

ベジライフ酵素液(株式会社ステップワールドからの回答)

約3年間発酵させております。

 

ベルタ酵素(株式会社ウェブタンクジャパンからの回答)

製造加工は全て国産のメイドインジャパンになり、また酵素の熟成発酵期間は3年以上になります。発酵が十分行われる期間であれば問題ないです。いたずらに長くても発酵自体が終了していれば、ただ腐るのを待つだけのものになりますので、それぞれ適度な発酵時間があります。

 

毎日酵素(ウェルテクス株式会社からの回答)

毎日酵素は3ヶ月の発酵期間となります。期間が長い方が発酵は進みますが、毎日酵素の主原料であるココナッツ液は24時間以内に発酵し始めるという特徴があり3ヶ月としても酵素ドリンクとして問題ない発酵具合にすることができます。

 

野草専科(株式会社沙美風からの回答)

(とても分かりやすく回答していただいているのでシェアしたいのですが、インターネット上への転載、引用を許可されていませんので、記載を割愛します)

 

優光泉(エリカ健康道場からの回答)

優光泉酵素の場合、酵母菌が一番多い状態の時に出荷をしています。その後賞味期限の2年間いい状態をキープすることが重要だと考えています。熟成期間が長いほどいいように感じるかも知れませんが、お酢やお酒ではないので熟成期間よりも酵母菌の数のほうが重要だと考えております。

 

ローヤルエンザミン酵素(株式会社アンビシャスからの回答)

エンザミンは、特に選び抜かれた納豆菌類を長年にわたり研究改良し、6ヶ月以上の発酵熟成期間を経て得られた納豆菌発酵代謝エキスです。長期熟成することにより、菌が産生したさまざまな酵素、多糖類、その他菌体生産物質が低分子化され、吸収され易いように製品化されています。

また納豆菌類という言葉から、納豆を食べれば良いのでは?と思われるお客様もいらっしゃいますが、納豆が産生する酵素では、エンザミンのような効果は得られません。エンザミンが使用する強化した納豆菌類に属するAK株だからこそさまざまな効果が期待出来ます。
発酵熟成期間についても、他の酵素飲料は何年という時間をかけたものが大半ですが、これは培地原料と、特に発酵に用いる菌の性質によって全く異なってくるため、一概に長ければ良いというわけではありません。エンザミンの場合6ヶ月発酵熟成すれば、分子がそれ以上細かくならない安定した状態にまで低分子化するのです。これがエンザミンが「酵素を超えた酵素(体内酵素活性因子)」といわれる由縁です。

 

わがまま酵素(ネクステージ株式会社からの回答)

回答得られず
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