炭水化物抜きダイエットの危険な落とし穴
ダイエット法は数えきれないほどありますが、炭水化物抜きダイエットもそのひとつで人気のようです。
でも、危険な落とし穴があります。
もし、「炭水化物抜きダイエットもいいかも?」と思っているのなら、ぜひこのページを読んで見極めをしてほしいなと思います。
なぜ炭水化物抜きダイエットが人気?
炭水化物抜きダイエットは、「糖質制限ダイエット」とか「低炭水化物ダイエット」などとも
呼ばれることがありますが、どういうダイエットかというと、
簡単に言うと、食事から糖質をできるだけ減らして、
その代わりに肉をいくら食べてもいいというダイエット法です。
肉を食べながらもダイエットできるなんて夢のようですね。
でも、なぜそんなことが成り立つのか?
その理由を知るためには、炭水化物を食べた後、
栄養素がどのように体に吸収されるかの仕組みを知ると分かります。
ということで、ちょっと難しい内容になってしまうかもしれませんが、
その仕組について、なるべく分かりやすく説明します。
炭水化物抜きダイエットが痩せる理由にあげられているのは、
インスリンという、血液中のブドウ糖(血糖)を少なくする働きをもっている
ホルモンが関係しています。
食事で摂った糖質(=炭水化物)は、ブドウ糖に分解されて血液に送られます。
インスリンは、血液中のブドウ糖(血糖)を少なくする働きを持つので、
血液中にブドウ糖が増えると分泌され、細胞に取り込まれます。
ここまでは特に問題なさそうなのですが、
血液中にブドウ糖が増えすぎた時が問題なんです。
ブドウ糖が増えすぎて血糖があがるとインスリンが過剰に分泌され、
増えすぎたブドウ糖はどんどん細胞に送り込まれるんです。
そして、取り込まれたブドウ糖の一部が脂肪に形を変えて、
皮下脂肪として蓄積される、という体の仕組みになっています。
なので、皮下脂肪の蓄積につながる糖質(炭水化物)を
制限しようというのが炭水化物抜きダイエットなのです。
その一方で、タンパク質や脂肪は、インスリンが分泌されにくので、
いくら食べても脂肪が増えにくいというのが、人気の秘密というわけです。
炭水化物抜きダイエットのリスク
炭水化物抜きダイエットは、食事制限する必要がないのに痩せられる、
ということで、一見、魅力的に映るのですが、
とても危険なダイエット法だと思います。
「安全性が確立されていないので危険」といった単純な話ではありません。
そういう意味では、他のダイエット法も同じことが言えますからね。
酵素リーマンが、危険だという理由はもっと深いところにあります。
それが何かというと、
ブドウ糖”だけ”が栄養になる臓器が体には4つもあるからです。
大事なところなので繰り返しますが、
ブドウ糖「だけ」が栄養になる、という点がポイントです。
その4つというのは、肺の粘膜、神経組織の内膜、眼の水晶体、血管壁です。
炭水化物=ブドウ糖を摂取しない食事を長期間続けると、
当然ですが4つの臓器に栄養が不足することになりますよね。
この臓器の栄養が不足するとどうなるか調べてみたのですが、
肺気腫や神経痛、白内障を起こすリスクがあるようです。
それだけではなくて、動脈硬化や、
血液がドロドロになることで腎臓に負担がかかって、
腎炎や腎不全なども発症しやすいようです。
仮に、そこまで重大な事態にならないとしても、
確実に腸内環境は悪化します。
なぜなら、タンパク質の摂り過ぎで起こる腐敗や、
脂肪の摂り過ぎで起こる酸敗(=酸化)が発生するので。
もうそれだけでNGです。
炭水化物抜きダイエットは、痩せるかもしれませんが、
その一方で体内がボロボロでは意味がありません。
やはりダイエットには、バランスのとれた栄養素が必要、
これは鉄板だと思います。
そういう意味でも、酵素ドリンクダイエットは理にかなった方法だと思います。
こちらのページも読むとダイエット成功にさらに役立ちます
酵素ダイエットが良い理由
ファスティング(断食)がダイエットに良い理由
むくみ解消と酵素の関係
カロリー制限はダイエットに逆効果
体型から不足している酵素がわかる
女性ホルモンと酵素と肥満の三角関係