サプリを授乳中に摂取するのはよくない?
このページでは、サプリを授乳中に摂取することによる赤ちゃんへの影響の有無を検証しています。
サプリは健康補助食品なので、基本的には誰でも摂取することができるものです。でも、「大人の自分は大丈夫でも、赤ちゃんだと体への影響がありそうで怖い・・・。」と心配になるのも当然です。
そこで、サプリに含まれている成分で赤ちゃんにも全く問題ない成分を検証しました。むしろ赤ちゃんにとって好影響の成分もあるかも!
サプリの原材料で判断すべし!
世の中には数多くの健康補助食品やサプリが存在します。
ただ、これらのすべてが妊婦さんや授乳中の人に向けたものではありません。
なので、サプリによっては「妊婦や授乳中の方はお控えください」
と記載されているものもあったりします。
でも、そうは言っても、
サプリのほとんどはビタミンやミネラルなど安全性の高い成分ばかりなので、
過剰に怖がって使わないのももったいない面があります。
赤ちゃんに影響がある成分といえば、
パラベ、ンハイドロキノン、サリチル酸、トルエンなどがあります。
使用量によっては、脳への影響や発育障害が出ると言われているので、注意が必要な成分てす。
でも、こういったものは食べるものではなく、
化粧品などの防腐剤として使われているケースが多いので、
サプリに入っている可能性はまずないので大丈夫です。
授乳中でも安心なサプリはあるの?
赤ちゃんにサプリは悪影響を及ぼさないということが分かれば、
逆に「良い影響を与えるものってないのかな?」という考えが生まれてきます。
赤ちゃんに良い影響を与えるには、栄養素の高い母乳をあげることで、
そこでおすすめなのが葉酸です。
葉酸は、摂取すると腸内の酵素によって消化され、モノグルタミン酸という形に変換され、
小腸の細胞に吸収されていきます。
その結果、赤血球の葉酸レベルが適正値まで戻ってくるんです。
ちょっと難しい話ですが、赤血球が適正値に戻るということはつまり、
血液循環がよくなって、健康的な血液が作られているということです。
その結果、栄養素の高い母乳を与えることができるんです。
ちょっと専門的なのでややこしいですが、
要は、「葉酸を取ると良い母乳が出る」ということです。
葉酸はどれぐらい摂取すれば良いの?
厚生労働省からも「妊婦さんや授乳中の人は葉酸を多く取ってくださいね」と発表されています。
なぜなら、妊娠中に発生しやすい大球性貧血の影響で葉酸が不足がちになるからです。
それが、普通の人よりも妊婦さんや授乳中の人の方が、
葉酸をたくさん摂らないといけないと言われる理由です。
一般女性の1日摂取量の目安が200μgに対して、
妊婦さんや授乳中の人は240μg必要と言われています。
これは最低目安の数値で、実際はもっと摂っても良いとされています。
例えば、妊娠を計画している人や妊娠した可能性がある人は、
神経管閉鎖障害のリスクがあります。
それを抑えるために、1日に400μgの葉酸を取っても良いと言われるぐらいです。
男性よりも女性はさらに意識して葉酸を摂った方がいいです。
葉酸は食事で摂れるの?
では、葉酸を食事の中で摂る場合、どんな食材を選べばよいのか?ということで、
ここでは比較的葉酸が多いものをピックアップしてみました。
- 納豆(1パック):60μg
- 焼き海苔(1食分):60μg
- 枝豆(100g):260μg
- ほうれん草(100g):110μg
- ブロッコリー(100g):120μg
400μg程度摂るには、常にこういったものを毎日取らなければいけないので、
メニューによっては葉酸が足りない日も出てきそうですね。
生の状態では数値が高くても、ゆでたり、焼いたりすると減少してしまうので、
成分表に表記されているものより、さらに少ないμgになってしまうと考えていた方が良いです。
そういった時はサプリメントで補給してみても良いかもしれませんね。