妊婦のファスティングって危険?良い方法ってある?
このページでは、妊婦のファスティングについて解説しています。妊娠中は運動制限されてしまい、痩せる手段がなかなかないと思います。なので、食事制限をして脂肪を落とそうと考えるわけですが、その場合、胎児への影響も気になります。
妊婦のファスティングについて、正しい知識を持つことで、良い方法が見つかるので参考にしてみてください。
妊婦がファスティングを行うのは危険?
妊婦が産婦人科の先生に体調について相談すると、必ずといっていいほど、
「無理な運動やストレッチは控えてください」と言われてしまいます。
ほとんど体を動かすことなく生活するので、赤ちゃんの体重増加だけでなく、
自分自身も「太ってきたんじゃないか」と心配になってしまう人も多いです。
そんな時にファスティングを検討する人がいます。
簡単に言えば食事制限のことです。
ファスティングは、ダイエット効果が期待できて美容にも良いというのが一般論で、
ファスティングを行うことで腸内が綺麗に掃除され、体の毒素を排出する効果もあります。
良いことずくめのようですが自分自身は良くても、胎児への影響を考えると、
決してお勧めできるものではないんです。
皮下脂肪が落ち、コレステロール値も下がるので体重は減るのですが、
胎児に送るエネルギーが不足してしまいます。
特に脳の発育に必要な糖質や炭水化物が不足してしまうと、
脳の神経細胞にも影響が出てきます。
神経伝達物質の放出がうまく発散されないと、
奇形児やダウン症の子供が生まれてしまうリスクも否定できません。
妊婦中はダイエットをやるには、適切なタイミングではないというのが実状です。
ファスティングではなく置き換えがオススメ
ただ、どうしても妊娠中は食べ過ぎてしまう傾向があり、太ってしまう人もいるでしょう。
そんな時は置き換えで体調を維持するのがベストです。
例えば、朝ごはんや昼ごはんを普通に食べるのではなく、
野菜ジュースや酵素ドリンクなどを用いてカロリー摂取量を減らしつつ、
体に必要なビタミンやミネラル、アミノ酸を摂取する方法です。
ファスティングのように全く食事を取らないわけではないので、
子供に送られる栄養素が不足してしまうわけではありません。
むしろ体に溜まった不要なものを取り除くデトックス効果が期待できるので、
妊婦の人でも実行しやすいダイエット法です。
できれば医師に相談しながらが理想
置き換えダイエットは無理なく行える方法ですが、
できれば産婦人科やクリニックで、定期的な体調チェックを行いつつ、行う方が良いでしょう。
日常生活を見直すチェックシートにチェックをしていき、
ホルモンの変化や臓器への影響、体脂肪率のチェックなど、
妊婦中の体のケアを常に意識しておくことが大切です。
決して難しいチェックではなく、下記のようなものが挙げられます。
- 運動をしているか?
- 水分摂取は1日どれぐらいか?
- 便秘になっていないか?
- リンパ節が腫れることはないか?
- 関節が痛むことはないか?
上記のようなチェック項目で該当するもので換算し、
体調の変化を専門家に診てもらうというものです。
自分の気づかないうちに体調が変化していると、子供への影響もでかねないので、
専門家に定期的に診断してもらうことが大切です。
置き換えは何で実行するのが良い?
置き換えるものは、カロリーやコレステロール値が低く栄養価の高いものです。
例えば、栄養ドリンク、酵素ドリンク、スムージー、サプリメントなど。
妊婦でも飲めるように無添加で安全性が高いものが多く流通しています。
特に日本人に不足しがちな亜鉛やミネラル、ビタミンを多く含んだものがお勧めです。
取り入れることで血液循環がよくなり、細胞の新陳代謝にも役立ってくれます。
細胞分裂を繰り返し、新陳代謝が活性化されれば、
胎盤を通じて赤ちゃんにも良い影響を与えてくれます。