野菜・果物の種は酵素の味方?敵?

酵素リーマン

 

質問ですが、ブドウやスイカを食べる時、その種を食べる派ですか?それとも食べずに捨てる派ですか?

 

酵素の効果を高めたいのであれば、その答えによっては、今後の食べ方を変えざるを得ないことになるかもしれません。という、ちょっとだけ怖い話をしたいと思います。


種は食べたほうがいい?それとも食べない方がいい?

果物の種

今では品種改良が進んで、種なし果物は珍しくありませんが、
本来は種があるのが自然な姿ですよね。

 

酵素リーマンは、この種の扱いは、果物によって違っていて、
スイカを食べる時には、種は飛ばして遊ぶことに使い、
ブドウの場合は、取り出すのが面倒なので
果肉と一緒にツルッと食べてしまうパターンでした。

 

さすがに、スイカの種を飛ばすのは子供の時だけでしたが、
ブドウの種はつい最近まで食べていました。
果肉に入った状態で、ツルンと食べるのが美味しいですからね。

 

ブドウの種を食べてしまう人は、結構たくさんいるんじゃないでしょうか?
この文章を読んでくれているあなたはどうですか?

 

ちょっと驚くかもしれませんが、
実は、種はとても危険な食物です。

 

「種は消化が悪いかも?」というくらいの予測はつくと思いますが、
「危険」というレベルの印象を持っている人はほとんどいないと思います。

 

なぜ危険かというと、どんな種にも、
アブシジン酸という強力な酵素抑制物質を含んでいるからです。

 

酵素抑制物質というのは、文字通り酵素の働きを抑制する作用があるので、
体内酵素の働きを邪魔します。
働きを邪魔された体内酵素は、パワーアップさせるために、
膨大な酵素を応援に出すので、結果、体内酵素を浪費させてしまうんです。

 

例えるなら、10円玉を飲み込んでいるようなものです。
10円玉を飲み込むと、排泄されるまで、これを消化しようと
大量の酵素が使われます。それと同じ状態と考えればいいと思います。

 

なぜ種は酵素抑制作用があるのか?

種には、子孫を残すために、いつか必ず芽を出すという
大切な目的があります。

 

でも、いつでも自由な時に勝手に芽をだすのではなくて、
ある一定の条件になるまでは、芽を出させない物質を自ら持っています。

 

その物質が、目的を達成させるまで種を保護する強烈な護衛に
なっているのですが、それが酵素抑制物質です。

 

ある季節が訪れて、ある温度と湿度の条件が整った時、
はじめてその酵素抑制物質の機能が失われて、芽が出ます。

 

その条件下にあてはまらない間、
種は「自分を食べるな!」と言わんばかりに
酵素抑制物質で支配し、永遠の命を保持しようとしています。

 

ということを踏まえて考えると、
私たちが食べる時期は、芽を出すべき時でしょうか?
そのタイミングではありませんよね?

 

果物自体はみずみずしく、果物にとっては一番繁栄している時なので、
子孫を残すための芽を出す必要はありません。

 

そんな時の種は、酵素抑制物質が支配している状態なので、
それを食べてしまったらどうなるか?

 

もう言うまでもないと思いますが、
それを消化しようとして体内酵素は総動員されて、
結果として体内酵素を枯渇させてしまう悲惨な事態を招きます。

 

食べても問題ない種もある

果物であれ、野菜であれ、種と呼ばれるものには、
酵素抑制物質が含まれています。

 

なので、スイカの種、ブドウの種をはじめ、
柿の種(食べる人はいないかも?)、ミカンの種も
決して生のまま食べるのはNGです。

 

でも、例外もあります。

 

イチゴ、キウイフルーツ、きゅうり、トマト、ナス、オクラ
などの種は小さいので食べても大丈夫だそうです。

 

今まで、種を平気で食べていた場合は、
見直すきっかけにしてもらえたらうれしいです。

 

 

このページの先頭へ戻る