玄米は食べてはいけない!?知られていない酵素との関係
健康ブームもあり、酵素と同じように玄米も大人気で、酵素玄米も注目されています。
でも、玄米は結構やっかいな食物なんです。やっかいというか、酵素との関係で言うと、その扱い方を誤ると酵素の効果を減らす危険要素があります。
健康を考えて玄米を好んで食べている人は、特に読んでほしいページです。
酵素玄米の危険性が気になる
ちなみに、酵素玄米が気になっている人もいると思いますが、
自分で作るとなるとムチャクチャ手間だし、レトルトセットは割高です。
さらに、下に説明するような危険要素もあります。
「やせる」「デトックス」というのが目的なら、酵素玄米じゃなく、
酵素ドリンク「優光泉」が最適、と酵素リーマンは思っています。
なぜならファスティングの専門家が開発した特許取得済の逸品だからです。
玄米に含まれる酵素を脅かす危険な物質
玄米は、健康食としてのイメージが定着した食物ですよね。
玄米を好んで食べている人からは、ひんしゅくを買うかもしれませんが、
勇気をもって言うと、実は危険な性質をはらんでいます。
なぜ危険かというと、玄米は「種」だからです。
(籾殻(もみがら)がなくとも、種としての機能を失っていません)
えっ!どういうこと?種の何が危険なの?と思うかもしれませんが、
野菜や果物の種には、
アブシジン酸という強力な酵素阻害物質が含まれています。
酵素阻害物質というのは、文字通り酵素の働きを阻害する作用があるので、
体内酵素の働きを邪魔します。
他の食物で酵素を摂る努力をしていても、
玄米を食べることで酵素の働きを弱めてしまうということですね。
なぜ種に酵素阻害作用があるのか?については、
「野菜・果物の種は酵素の味方?敵?」のページで詳しく説明していますので、
よかったらそちらも見てください。
ここまでの話を聞くと、おそらく、
「玄米が健康に良いっていうのはウソ?食べても意味無いじゃん!」
と思ってしまうかもしれません。
でも、そんなことはなくて、
玄米は、「夏の草」で、小麦やヒエやアワなどの雑穀に比べ、
エネルギーがとても高く、栄養価も抜群に高いです。
なので、酵素阻害物質であるアブシジン酸を
取り去ってから食べれば問題ありません。
アブシジン酸の解除方法
酵素阻害物質であるアブシジン酸の解除方法としては、
次のようなものがあります。
- 12時間以上の浸水
- 遠赤焙煎かフライパンのから炒り(からいり)
- 発酵
一番簡単なのは、浸水だと思います。
できれば3日ほど浸けるのがベストですが、12時間以上なら大丈夫だということです。
12時間以上経つと、芽が出はじめますが、
それは、酵素阻害物質の機能が失われた証拠です。
ちなみに、小豆や大豆などの豆を食べるときも同じ考え方です。
分つき米はどうなの?
話のついでに、分搗き米(ぶつきまい)もあげておきます。
三分搗きは、かなりアブシジン酸は残っています。
五分搗きは30%程度、七分搗きだと少し残り、
八分搗きではほとんどなくなり、白米、胚芽米(はいがまい)では
アブシジン酸は消滅しているようです。
ちなみに、ヒエ、アワなどの雑穀にも酵素阻害物質は含まれていますが、
玄米に比べると圧倒的に少ないので、気にする必要はありません。
玄米を原材料に含む数少ない酵素ドリンク
酵素ドリンクの中には玄米を含むものがありますが、
もちろん種そのものではないので上で説明したような危険はありません。
玄米を原材料に含んでいる酵素ドリンクを調べてみたんですが、
意外と少なくて、酵素リーマンが調べた限りでは、以下の3商品でした。
[酵素リーマンの一口メモ]
玄米は栄養価が高いと言いました。ただ、高いのですが、栄養の偏りがあります。
ビタミンA、C、B12はなく、カルシウム、鉄は少ないです。ビタミンDとKも多くありません。食物繊維は3%で植物よりはありますが、海藻に比べると大きく落ちます。
栄養を補うためには、昆布や干ししいたけ、ごぼうやさつまいもなどのほか、ヒエ、アワ、きび、アマランサスなどの雑穀や、生ゴマ、干しひじき、切り干し大根、粉寒天などを入れて一緒に炊くと良いようです。
タネを好むリスは食べても大丈夫?
玄米は種なので、そのまま食べたら危険という話をしましたが、では、種が大好物のリスは大丈夫なのか?
実は、野生のリスには賢い習性があります。見つけた種をすぐには食べないんです。どうしているかというと、一度、土に埋めてから、数日後に掘り出して食べているみたいです。これは、土の中の湿気で酵素を活性化させ、有害な阻害物質を取り除いているらしいです。リス、賢いっ!!